きらく飯|鶏ももとごぼう、トマトのにんにくコンソメ蒸し【フライパンで全部入れ】
夕方、子どもの用事が思ったより長引いて、家に着いた頃にはいつもより遅い時間になっていました。
家族のごはんは作りたいけれど、今日はフライパンの前にずっと立って、食材を順番に炒めたり調味料を何度も加えたりする余裕はありません。
そこで冷蔵庫にあった鶏もも肉とごぼう、トマトを使って、最初に全部入れたらあとは蒸し焼きにできる一品にしました。
今日は鶏ももとごぼう、トマトのにんにくコンソメ蒸しです。
ごぼうというと甘辛い味にすることが多いですが、今回はトマトとにんにく、コンソメを合わせます。鶏もものうまみとトマトから出る水分を使って、ごぼうまで味がなじむ仕上がりを目指します。
食材も調味料も火をつける前のフライパンへ入れる、きらく飯の「全部入れ」で作ります。途中で食材や調味料を追加する必要はありません。
材料・調味料|ここだけ見ればOK(2人分)
■ 食材(3つ)
- 鶏もも肉:1枚(約300g)
- ごぼう:1本(約150g)
- トマト:2個(約300g)
■ 調味料
- オリーブオイル:小さじ2
- 顆粒コンソメ:小さじ1と1/2
- おろしにんにく:小さじ1
- 塩:ひとつまみ
- 粗びき黒こしょう:少々
下準備
- 鶏もも肉:余分な脂を取り除き、一口大に切る
- ごぼう:よく洗って皮を軽くこそげ、3mm程度の斜め薄切りにする
- トマト:ヘタを取り、2〜3cm程度のざく切りにする
切ったごぼうはさっと水にくぐらせてザルに上げ、水気を切ります。長時間水にさらさず、ごぼうらしい香りを残します。
今回はごぼうを3mm程度の斜め薄切りにします。鶏もも肉と同時に入れて加熱するため、厚く切りすぎないことが火通りをそろえるポイントです。
トマトは加熱中に水分が出るため、今回は最初から水を加えません。
作り方
① 火をつける前のフライパンにオリーブオイル小さじ2を入れ、鶏もも肉、ごぼう、トマトを広げて入れます。
② 顆粒コンソメ小さじ1と1/2、おろしにんにく小さじ1、塩ひとつまみ、粗びき黒こしょう少々を全体に加えます。
③ フタをして中火にかけます。フライパンの中でトマトから水分が出て、ふつふつしてきたら弱めの中火にし、そのまま8分ほど蒸し焼きにします。
④ フタを開け、鶏もも肉の上下を返しながら全体を大きく混ぜます。再びフタをして、弱めの中火で4〜5分ほど加熱します。
⑤ 鶏もも肉の最も厚い部分を確認し、中心まで白くなって生っぽい部分がなく、ごぼうも噛めるやわらかさになっていたらフタを外します。
⑥ 煮汁が多く残っている場合は、中火で1〜3分ほど、全体を大きく混ぜながら水分を飛ばします。トマトがほどよく崩れ、少量の煮汁が鶏もも肉とごぼうに絡むくらいになったら完成です。
- トマトは個体によって水分量が違います。加熱途中で水分がほとんど出ず、フライパンの底が焦げ付きそうな場合だけ、水を大さじ1ずつ加えてください。
- 反対にトマトから水分が多く出た場合は、最後にフタを外して中火で飛ばします。汁気を完全になくすのではなく、具材に絡む程度を完成の目安にします。
- ごぼうは太さや切り方によって火通りが変わります。時間だけで止めず、実際に食べられるかたさになっていることを確認してください。
- 鶏もも肉も大きさによって必要な加熱時間が変わります。最も厚い部分まで十分に火を通してください。
- より確実に確認する場合は、食品用温度計で鶏肉の中心温度75℃・1分以上を目安にします。
- 途中で全体を混ぜる工程はありますが、食材や調味料を追加する必要はありません。
作ってみて分かったこと
最初はトマトだけの水分で足りるか気になりましたが、フタをして加熱すると少しずつ水分が出て、鶏もも肉とごぼうを蒸し焼きにできました。最初から水を足さないことで、完成したときも味が薄まりにくくなります。
ただし、トマトは同じ2個でも水分量に差があります。実際に作ると、時間だけを頼りにするより、フライパンの底に水分があるかを途中で見る方が判断しやすいと感じました。
ごぼうは3mm程度の斜め薄切りにすると、下ゆでしなくても蒸し焼きの時間で火が入りました。やわらかくしすぎず、噛んだときにはごぼうらしい食感も残ります。
トマトは最後まで形を残そうとせず、少し崩れるくらいまで加熱した方が、コンソメや鶏もものうまみと混ざってソースのように具材へ絡みました。
食材も調味料も最初に入れてしまうので、火にかけてから必要なのは火加減と水分を見ることが中心です。途中で次の食材や調味料を準備する必要がなく、夕飯を急いで作りたい日にはこの差が思った以上に楽でした。
栄養の目安(1人分)
● エネルギー
数値:約400kcal/1日の目安:2000kcal(約20%)
働き:体を動かすためのエネルギーになります。暮らし:鶏もも肉を主菜に、野菜も一緒に食べられる一皿です。
● たんぱく質
数値:約27g/1日の目安:60g(約45%)
働き:筋肉や皮膚など、体をつくる材料になります。暮らし:主に鶏もも肉から取り入れられます。
● ビタミンC
数値:約25mg/1日の目安:100mg(約25%)
働き:皮膚や細胞の健康維持に関わり、鉄の吸収を助ける働きもあります。暮らし:主にトマトやごぼうから取り入れられます。
● 食物繊維
数値:約6g/1日の目安:18g以上(約33%)
働き:腸内環境を整えることや、正常な排便を支えることに関わります。暮らし:主にごぼうとトマトから取り入れられます。
※栄養値は日本食品標準成分表を参考にした目安です。
※鶏もも肉の皮や脂の量、トマト・ごぼうの実重量、加熱による変化、使用するコンソメなどによって数値は変わります。
代案(追加してもいい食材)
- しめじを加えると、トマトとコンソメの煮汁にきのこのうまみを加えられます。
- 玉ねぎを加えると、蒸し焼きで甘みが出てトマトの酸味をまろやかにできます。
- 仕上げに乾燥パセリを振ると、にんにくコンソメ味に香りを少し加えられます。
ひと口食べると、にんにくとコンソメの味に鶏もも肉のうまみが重なり、そのあとにトマトの酸味とごぼうの香りを感じます。
ごぼうとトマトは普段あまり一緒に使わない組み合わせでしたが、トマトが少し崩れて鶏ももの脂やコンソメと混ざることで、ごぼうにも味がしっかり絡みました。
今日は子どもの用事で帰宅が遅くなり、夕飯にあまり時間をかけたくないところから作った料理でした。
実際に作ってみると、切るところまでは必要でも、そのあとは食材も調味料も最初にフライパンへ入れられるので、「次はこれを入れて、その次は味付けをして」と何度も動かなくていいのが助かりました。
家族のごはんなので簡単に済ませるだけではなく、鶏もも肉をメインにして、ごぼうとトマトまで一緒に食べられる一皿にできたのもよかったところです。
帰るのが遅くなった日でも、最初に全部入れてしまえば夕飯は作れる。そんな日に頼りたくなる、きらく飯の「全部入れ」です。
今日はこれでいいかな、と思える。
そんな日のごはんとして、そっと置いておきます。
