きらく飯|豚バラと切り干し大根、キャベツのにんにく味噌蒸し【フライパンで全部入れ】
切り干し大根を買うと、一度で一袋全部は使わないことがあります。
残った分は日持ちするので困らないのですが、次に使うときも結局いつもの煮物になりがちです。
今日は豚バラとキャベツを使う予定だったので、「ここに切り干し大根も入れたら、煮物とは違うおかずにできるかな」と試してみました。
味付けは、豚バラにもキャベツにも合うにんにく味噌。切り干し大根には、キャベツから出る水分と豚バラのうまみまで吸ってもらいます。
しかも、順番に炒めるのではなく、食材も調味料も最初に全部フライパンへ。
今日は豚バラと切り干し大根、キャベツのにんにく味噌蒸しです。
食材も調味料も火をつける前のフライパンへ入れる、きらく飯の「全部入れ」で作ります。途中で食材や調味料を追加する必要はありません。
材料・調味料|ここだけ見ればOK(2人分)
■ 食材(3つ)
- 豚バラ薄切り肉:200g
- 切り干し大根(乾燥):30g
- キャベツ:250g
■ 調味料
- 味噌:大さじ1と1/2
- みりん:大さじ1
- 酒:大さじ1
- おろしにんにく:小さじ1
- 砂糖:小さじ1
- 水:50ml
下準備
- 豚バラ薄切り肉:4〜5cm幅に切る
- 切り干し大根:たっぷりの水でもみ洗いし、商品表示を目安に戻して水気をしっかり絞る。長ければ食べやすい長さに切る
- キャベツ:4〜5cm程度のざく切りにする
- 味噌、みりん、酒、おろしにんにく、砂糖、水:よく混ぜ合わせる
切り干し大根は戻すと水分を含みます。今回は戻し汁を調理には使わず、水気をしっかり絞った状態でフライパンへ入れます。
キャベツからも加熱中に水分が出るため、最初に加える水は50mlにします。切り干し大根を煮るためにたっぷり水を加えるのではなく、蒸し焼きに必要な水分を補うための量です。
作り方
① 火をつける前のフライパンにキャベツを広げ、その上に切り干し大根、豚バラ薄切り肉をなるべく重なりすぎないように広げて入れます。
② 混ぜておいた味噌、みりん、酒、おろしにんにく、砂糖、水を全体に回しかけます。
③ フタをして中火にかけます。煮汁がふつふつして蒸気が上がってきたら弱めの中火にし、そのまま5分ほど蒸し焼きにします。
④ フタを開け、豚肉をほぐしながら底から全体を大きく混ぜます。再びフタをして弱めの中火で3〜4分ほど加熱します。
⑤ 豚肉の赤い部分がなくなり、キャベツがしんなりして、切り干し大根がやわらかくなったらフタを外します。
⑥ 煮汁が多く残っている場合は、中火で1〜3分ほど全体を混ぜながら水分を飛ばします。フライパンの底に煮汁がほとんどたまらず、にんにく味噌が豚バラ、切り干し大根、キャベツにしっとり絡んだ状態になったら完成です。
- 豚バラは重なったままだと火が通りにくいため、最初になるべく広げ、途中で一度ほぐします。
- 豚肉は時間だけで判断せず、赤い部分がなくなり中心まで十分に加熱されていることを確認してください。
- キャベツの水分量によって完成時の汁気は変わります。水分が多い場合は、最後にフタを外して飛ばしてください。
- 反対に加熱途中で水分がなくなり、切り干し大根がまだかたい、またはフライパンの底が焦げ付きそうな場合は、水を大さじ1ずつ加えてください。
- 味噌は商品によって塩分が異なるため、使用する味噌によって仕上がりの塩味は変わります。
- 途中で混ぜる工程はありますが、食材や調味料を追加する必要はありません。
作ってみて分かったこと
切り干し大根というと煮汁をたっぷり含ませるイメージがありましたが、戻してからキャベツと一緒に蒸し焼きにすると、少ない水分でもやわらかく仕上がりました。
特にキャベツから出た水分に豚バラの脂とにんにく味噌が混ざり、それを切り干し大根が吸うので、切り干し大根だけ味が薄く浮いてしまう感じがありませんでした。
切り干し大根は煮物のようにやわらかくしすぎず、少し噛み応えを残した方が、豚バラやしんなりしたキャベツとの食感の違いが出ます。
最初から水を多くすると、キャベツから水分が出たあとに味噌味が薄まりやすくなります。今回は50mlから始め、足りない場合だけ少量追加する方が調整しやすくなりました。
また、豚バラから脂が出るため、炒め油を別に加えなくても十分でした。最後にフタを外して汁気を飛ばすと、煮物とは違い、にんにく味噌が食材に絡んだおかずとしてまとまります。
いつもは煮物にしていた切り干し大根も、豚バラとキャベツを合わせると、普段の夕飯で主菜として食べられる使い方ができました。
栄養の目安(1人分)
● エネルギー
数値:約500kcal/1日の目安:2000kcal(約25%)
働き:体を動かすためのエネルギーになります。暮らし:豚バラを主菜にした、食べ応えのあるおかずです。
● たんぱく質
数値:約18g/1日の目安:60g(約30%)
働き:筋肉や皮膚など、体をつくる材料になります。暮らし:主に豚バラ肉や味噌から取り入れられます。
● ビタミンC
数値:約50mg/1日の目安:100mg(約50%)
働き:皮膚や細胞の健康維持に関わり、鉄の吸収を助ける働きもあります。暮らし:主にキャベツから取り入れられます。
● 食物繊維
数値:約6g/1日の目安:18g以上(約33%)
働き:腸内環境を整えることや、正常な排便を支えることに関わります。暮らし:切り干し大根とキャベツを組み合わせることで取り入れられます。
※栄養値は日本食品標準成分表を参考にした目安です。
※豚バラ肉の脂身の量、切り干し大根やキャベツの実重量、加熱による変化、使用する味噌などによって数値は変わります。
代案(追加してもいい食材)
- ニラを加えると、にんにく味噌にさらに香りを足せます。
- しめじを加えると、きのこのうまみと食感を加えられます。
- 仕上げに白ごまを振ると、味噌味に香ばしさを加えられます。
ひと口食べると、にんにくの香りと味噌のコクに豚バラのうまみが重なります。
キャベツはしんなりして甘みが出て、切り干し大根には豚バラの脂とにんにく味噌を含んだ煮汁が染みています。切り干し大根には適度な噛み応えが残るので、やわらかな豚バラとキャベツの中で食感のアクセントにもなりました。
今回作りたかったのは、切り干し大根をいつもの煮物とは違う形で、普段の夕飯のおかずとして食べられる一皿でした。
実際に豚バラとキャベツを合わせてみると、切り干し大根が脇役になるのではなく、豚バラのうまみとにんにく味噌を吸って、しっかり存在感のある食材になりました。
食材も調味料も最初に入れてしまえば、途中で必要なのは一度混ぜて火通りと水分を見ることくらいです。煮物を作る感覚とは違い、フライパンひとつで主菜まで仕上げられました。
切り干し大根は煮物だけじゃなくていい。家に残っている一袋から、また作りたいと思える使い方がひとつ増えました。
今日はこれでいいかな、と思える。
そんな日のごはんとして、そっと置いておきます。
